2024年5月に成立した改正道路交通法により11月1日より自転車で『ながら運転』をした場合は罰則があります。そのほか、今まで罰則の対象外だった酒気帯び運転についても厳しい罰則があります。
- 携帯電話を使用しながら自転車に乗って、事故を起こすなど危険を生じさせた場合、1年以下の懲役または30万円以下の罰金
- 画面を注視するなどした場合についても、6か月以下の懲役または10万円以下の罰金
- 自転車での酒気帯び運転について、違反者・自転車の提供者に3年以下の懲役、または50万円以下の罰金
- 酒類の提供者・同乗者に2年以下の懲役または30万円以下の罰金
ニュース
自転車の事故(実際の映像もあります)
2023年2月には、歩道を走ってた小学5年生の子供が、なんらかの原因で車道側に転倒し引かれてしまう事故もありました。亀有付近でも歩道が狭い道も多いので、改めて注意が必要ですね。
小学5年生が加害者になり9,500万円の賠償判決も
2013年、小学生が加害者となった自転車事故について、裁判所が出した9500万円の支払い命令が世間を驚かせました。損害賠償責任を負うのはその母親です。
事故が起きたのは08年9月の夜。神戸の小学5年生の児童が自転車で暗い坂道を下った際、62歳の女性と正面衝突。女性は頭を強く打ち、脳挫傷の重傷。一命は取り留めましたが、意識障害、四肢拘縮の後遺障害が残りました。被害者側が裁判を起こすと、神戸地裁が自転車事故の加害者に9500万円の賠償責任命令を下しました
もう10年以上前のお話ですが、当時話題になったニュースです。小学5年生が自転車で高齢者と衝突してしまい、被害者に後遺障害が残りました。被害者側が裁判を起こし、1億500万円の賠償金を求めました。結果として約9,500万円の支払いが確定しました。
田中智子裁判官は判決理由で、児童の前方不注意が事故の原因と判断。「母親が十分な指導や注意をしていたとはいえない」と認め、女性側へ約3500万円、女性に保険金を払った保険会社へ約6千万円を賠償するよう命じた。
自転車の危険性を再認識
今回の法改正をきっかけに改めて危険性を学びたいと思います。
自転車の子ども向けに行われたスタントマンによる自転車の交通事故を再現した教室の映像です。
このような映像は衝撃的ですが、事故にあってからでは遅いのでYouTubeなどを使い子ども達と学ぶのも良いかもしれません。今後は、イヤホンや傘さしについても厳しくなる事も予想されます。今の内から危険な乗り方はやめておきたいですね。また、個人賠償責任保険(自転車保険)はしっかり入っておくことが良いと思います。